児童虐待、生徒への暴行・・・加害者に不足しているもの

生後1カ月の赤ちゃんを床に叩きつけて亡くなる。部活のコーチが部員に暴行、気を失った部員を30分放置・・・・
テレビでニュースを観ていると児童虐待や生徒への暴行などが取り上げられます。
私の家庭にも三カ月の息子がいるので、最近このような話題に敏感になっています。
なぜこのような事件が後を絶たないのでしょうか?
 
 
状況は様々で事件の要因を一くくりにすることはできませんが、どの事件にも加害者は「自己中心的な思い」が強いことが、このような事件を起こす要因だと私は考えます。
 
 
生後1カ月の赤ちゃんの事件は、赤ちゃんが泣き叫んだことでお母さんがカッとなって床に叩きつけてしまったようです。
赤ちゃんが泣いている時、なぜカッとなってしまうのでしょうか?
家事あるいは昼寝をしたいのに邪魔をされた。ただ単に耳障りだ。疲れ果ててうんざりしている。などでしょうか。正直、私自身も息子が泣き止まないことでイライラしたことがあるので、気持ちはわからないでもありません。
 
部員に暴行した件についてはどうでしょうか?30分も気を失ったままにしたことは考えられないほどひどい事ですが、なぜ指導者は部員に対してこのようなことをしたのでしょうか?
報道によると、コーチは「監督の言うことは聞くのに、自分の言うことは聞かないから腹がたった」と言っていたとのことです。
 
 
これらの事を考えると、加害がカッとなって暴行に及んでいるのは自分主体で考え自分の都合通りにいかないから。つまり自己中心の思いが強いからなのです。
 
 
人は怒りを感じると、心拍数が上がり、アドレナリンなどのホルモンが一気に増加して激しい動作に必要なエネルギーを作り出します。また、血液が両手に集まり、武器を握たり、敵に襲い掛かる準備をします。そして我慢できずに放出した結果、暴力につながるのです。
 
テニスの場合に例えると、ミスをした後にラケットを投げる時にこのようなことが起こっています。
 
 
加害者に足りなかったものは「与える」思いだと考えます。「思いやる」と考えてもよいですね。
 
自分都合の前に、赤ちゃんに思いやりを重んじていれば泣いている時に「うるさい!」とカッとならずに「どうしたんだろう?」と思えます。
部員が言うことを聞かない時にも「この野郎!」と感情的にならずに「よい選手に成長するには指導すべきだろうか」と考えられるはずです。
 
 
親もコーチも自分の感情をマネジメントできなければ、間違った方向に進み、相手も自分も不幸になってしまいます。感情をマネジメントするために「思いやる」気持ちを大切にすることが重要です。